【ランキング】45点取得者が IB で直面した壁 TOP5!(攻略法もあるよ)

IB

本ページでは 僕が IB で最も苦労した5つこととそれぞれの攻略法について話していきます。

IB に対して、「大変」「難しい」といった印象を持つ人はたくさんいると思います。

自分自身、IB で学ぶ中で大きな壁にぶつかったことは何度もあります。

その中でも特に「やばい」と感じたものを5つランキング形式で紹介していきます。

そして、それぞれどのようにすれば乗り越えられるのかについても簡単に説明します。

また、本記事では、IB 生の誰にでも当てはまるように、特定の科目や海外大学受験に関するものはランキングに含んでいません。(Language A は許して)

ぜひ最後まで読んでみてください!

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第5位:Language(日本語)A の個人口述試験

まず、第5位が Language A の個人口述試験です。

めちゃくちゃ緊張する

これに尽きます。

個人口述試験は、先生と生徒が1対1で行う試験であり、生徒は特定のお題について発表を行います。

緊張するのは、試験が録音されており、正真正銘の一発勝負であるからです。

正直 IB の中でもトップを争うレベルで緊張しました。

また、これに加えて、発表内容や発表時間の調整も大切なため、しっかりと準備をしなければ良い結果がなかなか残せない難しさもあります。

緊張と試験のシンプルな難しさの2つに自分は苦戦しました。

クラスにはアドリブを加えながらも発表を無事終えたすごい人もいましたが、自分にはそんなことできなかったので、ひたすら発表練習を繰り返して完璧に覚えました。

これもめちゃくちゃ大変でした。

自分の場合は発表内容を完璧に暗記するという強行手段をとりましたが、発表形式の試験が得意な人はここまで苦労しないかもしれません。

乗り越える方法

Language A の個人口述試験を乗り越えるには、シンプルに事前準備を怠らないことです。

この試験では、発表に持ち込むことのできるメモ用紙を事前に準備することができます

自分の発表の中で大切な部分や忘れてしまいそうな内容、発表の流れなどをメモ用紙にしっかりと書いておくことで、本番での大きなミスを防げます。

しかし、メモできる内容や量、形式には制限があるので、ただがむしゃらに発表内容の全てをメモすることはできません。

しっかりと考えて、メモするべきこととしなくても良いことを取捨選択してメモ用紙を作り上げていく必要があります。

そして、何よりも、発表の練習をしっかりとすることです。

発表の練習を行うことで本番に向けた自信を持てるようになりますし、試験において大切な時間感覚もつかめるようになります。

練習すればするほど本番でのミスを減らすことができます。

これら Language A の個人口述に向けた準備についてはこちらの記事でより詳しく解説しているため、ぜひ読んでみてください!

第4位:Extended Essay

第4位が Extended Essay(EE)です。

EE は IB に入って最初の評価物(最終成績に関わる課題)だったため良い点数を取るためのコツを理解できていませんでした

はじめての大きな課題で何が正解なのか全くわからなかったためとても苦戦しました。

特に、自分の場合は EE の評価項目の存在に気づかずに課題を進めたため、提出期限ギリギリで評価項目に沿って修正を加えることになりました。

また、早めに終わらせたいが一心に、担当の先生ともコミュニケーションをほとんど取らずに自分で超高速執筆してしまいました。

その結果、最終的な EE の評価は B でした。

乗り越える方法

EE の攻略法は自分自身の失敗から多く学びました。

まず、エッセイを書き始める前に必ず行うべきことが EE の説明、評価項目などをしっかりと確認することです。

自分はこれを怠ってしまったため、取り返しのつかないことになってしまいました。

そして、もう一つが自分の EE を見てくれる担当教員としっかりとコミュニケーションを取ることです。

教員は自分よりもその科目や EE について詳しく知っているため、必ず力を借りるようにしましょう。

EE を仕上げるための時間はたっぷりあるので、慌てずにゆっくりと時間をかけながら丁寧に書くようにするのが良いです。

EE の失敗から学んだ評価項目の重要性についてこちらの記事で説明しているのでぜひ確認してみてください!

第3位:理系科目の IA

第3位が 理系科目の IA です。

理系科目の IA で最も苦戦したのが、序盤の研究内容を決めるところです。

自分の場合、数学、物理、化学、ESS の4つの理系科目で IA を行いました。

特に、物理や化学、ESS では、データを取るための実験も考える必要がありました

興味のある内容を見つけても、データを取る方法が難しすぎたり、データを取るための機材が揃っていなかったりと、IA を始めることすら難しかったです。

また、IA を無事始めることができても、実験が思うように行かなかったり、途中で研究内容を変える必要が出てきてしまうこともあります。

自分のクラスでも、大半の人がこのような経験をしています。

乗り越える方法

まず、研究内容が決まらない場合は、過去の IB 生が行なった研究のテーマ、またはネット上にすでにある実験を参考にすると良いです。

自分自身もいくつかの IA でそうしました。

もちろん丸パクリは絶対ダメです。

しかし、見つけた研究テーマ、あるいは実験方法に少しでも独自性を加えれば大丈夫です。

過去の IB 生の IA を参考にする際に便利なサイトが Clastify です。

ぜひ活用してみてください。

また、実験がうまく行かなかったり、思うようなデータが取れなくてもそこまで心配する必要はありません。

IA で点数を取る上で大切なのは、実験結果よりも考察と分析です。

思うようなデータが取れなくても、「なぜこのような結果になったのか」「どのようにすれば理想的なデータが取れたのか」などについて考察・分析することが大切です。

本当に行き詰まった場合はテーマを変えるのも良いかもしれません。

自分の IB 生の友人には、提出期限前日にテーマを変更して一から IA を書き終えた人もいました。(数学 IA)

しかし、テーマを変えるときはなるべく余裕を持つことをおすすめします。

第2位:TOK エッセイ

第2位が TOK エッセイ です。

TOK エッセイは、TOK の最終成績の67%分を占めるとても大切な課題です。

TOK エッセイの難しいと感じたのは、TOK という科目自体がそもそも苦手だったからです。

この課題では6つのエッセイタイトルが提示され、その中から1つを選択して書いていくのですが、どのエッセイタイトルも哲学的で理解に苦しみました

正直、エッセイタイトルを見て絶望しました。

また、EE や IA のようなエッセイやレポート課題とは異なり、より深い議論を TOK エッセイでは求められます。

IB の中で書いたエッセイの中で最も深く考えさせられた課題でした。

乗り越える方法

ここでは、何から手をつけて良いかわからない場合に行うと良いことを紹介します。

それは、はじめにエッセイタイトルを噛み砕くことです。

エッセイタイトルを理解していなければエッセイを書くことはできません。

まずは、エッセイタイトルの中から重要だと思うキーワードを選定して、その言葉の定義づけをします

この定義づけはエッセイの序論に含めても良いと思います。

自分自身、エッセイの序論にエッセイタイトルの分析を含めました。

これを行うことで、自分自身のエッセイタイトルに対する理解が深まり、その後の分析が行いやすくなります

実際に、エッセイタイトルの分析を通して、自分のエッセイの中での議論の道筋がより明確になり、深い考察が行いやすくなりました。

TOK の科目内容や評価物について、そして、TOK エッセイを書くうえでも役にたつキーワードについてこれらの記事で紹介しています!

第1位:CAS と勉強の両立

そして、第1位が CAS と勉強の両立です。

これは、自分が IB でできなかったことの一つです。

IB では CAS を行うことはディプロマを取得する上で必要な要素ですが、その基準を満たすことは難しくありません

学校に通っている中で、様々な CAS を行う機会が巡ってくると思います。

しかし、難しいのは、自分にしかできないような、大学受験で武器になるような CAS を行うことです。

そのような規模の CAS になると、より時間と労力を費やす必要が出てきます。

また、そのような機会は自分から動かなければなかなか巡ってきません

当時の僕は、CAS の大切さについて知らなかったのと、勉強のことで頭がいっぱいでこのような CAS をほとんど行う子ができませんでした。

CAS がいかに大切か知った自分の海外大学受験についてこちらで話しているのでぜひ確認してみてください!

乗り越える方法

CAS と勉強を両立する上で大切なのは時間管理です。

時間管理がしっかりとできれば CAS に力を入れる時間もできます。

しかし、CAS に力を入れると普段の自由時間も大幅に減ってしまいます。

そのため、自分が楽しめるような CAS を行うことも大切だと思います。

自分が好きなことであれば、自ずとその活動に力を注ぐことができ、良い結果が得られるようになるはずです。

そして、自分から積極的に CAS を探して行う行動力も必要です。

自分から動かなければ機会は巡ってきません。

難しそうな活動でも積極的に挑戦してみることで、思いもよらぬ大きな成果が得られるかもしれません。

最後に

本ページでは僕が実際に IB で苦労した5つのこととそれぞれの攻略法について紹介させていただきました。

本記事に記載した内容と同じ状況にある人の役に立てばと思います。

次は「IB に入って良かったと感じたこと」についての記事を書こうと思っています。

その時はぜひ確認してみてください。

また別の記事でお会いしましょう!

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