【簡単解説】IB 歴史 Paper 1 で高得点を取るために意識すべきこと

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こんにちは、しゅぺっつれです!

本ページでは IB 歴史 Paper 1 で高得点を獲得するために、押さえるべきポイントを紹介していきます。

この記事を読めば、どのようにして IB 歴史 Paper 1 で高得点を取ることができるのか、どのような点を意識すべきなのか、イメージを掴むことができます。

ぜひ、最後まで読んでみてください!

はじめに、IB 歴史 Paper 1 について軽く説明します。

試験の内容は以下の通りです。(形式はSL・HLとも同じです。)

Paper 1
試験タイプ資料問題/大問選択式
試験時間1時間
点数(満点)24点
比重SL 30%・HL 20%

資料問題とは、図や文章(抜粋)などが載っている資料を用いて問題を解く試験です。

この試験は24点満点で、配点は以下の通りです。

3点・2点・4点・6点・9点

IB 歴史 Paper 1 にはいくつかの注意点があります。

1. 加点式の点数

IB 歴史 Paper 1 は加点式です。いくら間違った答えを書こうと減点にはなりません。そのため、時間内で思いついた答えはなるべくすべて書くようにしましょう。(※試験時間は1時間なので、時間配分は十分に気にしてください)

2. 箇条書き(エッセイ以外)

この試験ではエッセイ以外の設問において箇条書きで解答することが可能です。もちろん、文章で解答することもできますが、箇条書きの方が解答時間を圧倒的に短縮することができるのでオススメです。

3. 順番に答える

この試験では順番通りに解答を進めていくことを推奨します。最後のエッセイ(9点)では、エッセイ以前の設問で使用した資料を使いながら論じることとなります。資料の理解、エッセイにおける議論をより深いものとするためにも、設問の順番に従って解答しましょう。

IB 歴史 Paper 1 では以下のことを意識して解答すると良いでしょう。順番に説明していきます!

1つ目は、資料(歴史文学)に対する理解を示す問題です。提示された資料(一次資料や二次資料)をもとに、「自身(学校)が選択したトピックに関する研究をしている学者」にとって有益であると考えられる情報を抜き取る必要があります。

答えは最低3つ(各1点)書くようにしましょう。(※2つでも良いですが、この場合満点を取るためには、2つ以上の要素を1つの解答にまとめなければなりません。)可能であれば、万が一のために時間を上手く配分して3つ以上は解答をしましょう。

また、解答するときは文章や表現などを引用して理解度を示すことができれば、さらに満点に近づくと思います。

2つ目は、風刺画を分析する問題です。この設問では主に風刺画(※グラフなどの場合もある)が資料として提示されます。ここでは、風刺画を通して作者が何を主張しているのかを分析し解答しましょう。(風刺画から読み取れることだけを解答しましょう。)

答えは最低2つ(各1点)書くようにしましょう。ここでも可能であれば、万が一のために3つ以上は解答をしましょう。

また、ここでは単に風刺画に描かれている事柄だけを提示しても加点されないということに注意してください。(ex. 「スワスティカが描かれた軍服を来た人が武器を持っていることから、ドイツ軍であることが分かる」)

その事柄を描くことで風刺画の作者はどのようなことを人々に伝えたかったのかまで考えて言及できると良い解答になると思います。(ex. 「スワスティカが描かれた軍服を来た人が武器を持っていることから、ドイツ軍が(場所)で恐怖支配を行っていたことが分かる」)

3つ目は、資料の価値と限界について OPVL を元に解答する問題です。

OPVL とは、Origin (出典)・ Purpose (目的) ・ Value (価値) ・ Limitation (限界)の頭文字です。これに加えて、資料の内容についても言及しなければなりません。

この設問の解答方法としては、提示された資料のValue (価値)と Limitation (限界)に分けて解答をしていきます。

提示された資料の Origin (出典)・ Purpose (目的)・ Content (内容)についての価値&限界をそれぞれバランスよく言及すると解答しやすくなります。また、OPVL全てに言及できるとこの設問で満点が取りやすくなります。

答えは価値・限界ともに最低2つは書くようにしましょう。自分の解答に自信がない人はそれぞれ3つ以上ずつ書きましょう。

この設問は個人的に Paper 1の中で一番難しいと言っても過言ではないと思うので、必ず練習をしましょう。

4つ目は、指定された2つの資料を比較・対比する問題です。資料の内容や作者の主張・意図などを比較・対比しましょう。

比較する際は、「資料Xと資料Yにおいて〜という点が示されている。」、対比する際は、「資料Xでは(〜)と示されているが、資料Yでは(〜)と示されている。」などといった答え方ができます。

答えは比較・対比ともに最低3つは書きましょう。心配な人は、それぞれ4つ以上ずつ書くことをオススメします。

最後は、エッセイです。この設問では自身の知識に加えて、Q.1〜Q.4までで使用した資料を用いながら提示された問題文に解答する文章を書かなければなりません。

エッセイの構成は序論・本論・結論の3段落構成で書くと、上手くまとまったエッセイが構築できると思います。各段落では以下のことを意識しましょう。

序論

問題文に対する答えを明確にし、どのような根拠を持って主張をするのかを述べましょう。

本論

各資料(できれば全部)から自身の答えをサポートする情報を示すことに加えて、自身の知識を用いながら問題文に対する解答に繋げ、より説得力のある主張を行いましょう。(ex. 資料Aでは〜。資料Bによると〜。資料Cにおいて〜。・・・また、(自身の知識)。)

結論

序論・本論で示してきた内容をもとに、問題文に対する解答を上手くまとめましょう。また、使用した資料に限界があれば言及しても良いでしょう。

いかがだったでしょうか? IB 歴史 Paper 1は資料を正しく分析できるようになれば、あまり難しい試験ではないかもしれません。

IB 歴史 Paper 2・Paper 3と難しくなっていくので、Paper 1で点数が取れるように、しっかりと練習しましょう。

では、また別の記事で!

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