【どうする?】国際バカロレア(IB)と部活の両立って実際どうなの?

IB

こんにちは、しゅぺっつれです!

現役の IB 生もしくはこれからIB生になる人の中で、部活に入るか・続けるかを迷っている人もいるのではないでしょうか?

僕は IBDP 生であった2年間の内、引退(Mock ちょっと前くらい)するまで運動部(サッカー部)で活動していました。

本ページでは、国際バカロレア(IB)と部活の両立について自身の実体験をもとに紹介をしていければと思います。少しでもみなさんの助けになれば幸いです!

ぜひ、最後まで読んでみてください!

さっそくですが、国際バカロレア(IB)と部活の両立が可能なのかについての結論を出します。

「正直、人それぞれ。」です。

僕は、IBと部活動の両立ができるかを判断する上でやる気自身の将来を考えることが重要だと思います。そのため、一概に「IBと部活の両立は可能である」とは言えず、自分で IB と部活のやる気を比較をしたり、自分の将来に部活がどの程度重要なのかを考えて判断する必要があると経験を通して感じました。

今、部活に入るもしくは部活を続けるか迷っている人は以下の基準を参考にしてみてください。

「部活あんまやる気ないし、勉強優先したいな」

こう感じている方は、部活をやめるのもありだと思います。

部活(特に運動部)に入ると、疲れて勉強に身が入りにくくなります。また、自分が部活に充てている時間も、他の人は勉強しているとプレッシャーに感じてしまう可能性もあるので、とにかく IB で高得点を取りたい、勉強が大好きという方は、IB に専念する方が良い結果になると思います。

「勉強も頑張りたいけど、部活も好きだな」

こう感じている方は、できれば部活に籍を残して活動を適度に続けるべきだと思います。

毎日の練習や活動に参加できなくても、週2〜3の頻度で勉強の息抜きとして部活に参加させてもらうと良いと思います。この頻度でしたら、IB の勉強や課題、活動にもそこまで影響はでないと思います。また、部活でできた友達・仲間は、その後に人生の宝物になるので、できる限り一緒に活動して共に過ごす時間を大切にしましょう。

「勉強も部活も頑張る。大学に行ってもできればその活動・競技を続けたい」

こう感じている方は、部活に入るもしくは続けるべきです。

おそらく、毎日練習や活動に参加することは不可能です。しかし、大学またはその先でも活動・競技を続けたいと感じているのであれば、IBDP の2年間のブランクのダメージは大きいので頑張って続けることには非常に価値があります。そのため、週2〜3+休日の頻度がベストだと思います。但し、より多くの時間を部活に充てることとなるため、IB の勉強・課題・活動には大きな影響が出ます。高得点を取ったり超トップ大学に合格することが他の場合と比べてより難しくなるということは念頭に置きましょう。

すべては自身の努力次第です。IB と部活の両方とも良い結果で終われるように頑張りましょう!

先ほど話した基準を読んだ後でも、意思を固めきれない人もいるかもしれません。すぐに決めることは難しいかもしれませんが、熟考して徐々に決めていけるようにしましょう!

次に、部活に入った・続けた場合のメリットとデメリットについて説明していきます。

メリットは主に4つあります。

メリット1:CASプロジェクトになる

IBDP では、CAS(Creativity, Activity, Service)という課外活動を行わなければなりません。その中でも、1ヶ月以上の期間を通して行う「プロジェクト」という活動を2年間で1つ以上行うよう指定されています。部活動はこの「プロジェクト」に該当させることができます。活動・練習に参加して、自身のスキルアップをしている時間はCASの活動時間にもなっている、まさに一石二鳥なのです。

メリット2:自己管理スキルが身に付く

IB と部活を両立させるためには、時間管理や健康管理、感情コントロールなどの自己管理能力が必須です。部活に参加すると疲れたり時間がない場合が多々ありますが、IB の勉強や課題などを期限内に終わらせるための様々な工夫を行っているうちに、自然と自己管理能力が身につきます。自己管理能力は大学やその先の人生においても非常に重要なスキルとなるので、今のうちに身につけておく価値は大いにあります。

メリット3:息抜きになる

IB 生としての生活はとても多忙です。勉強の内容に苦戦したり、課題に追われたりなどして息苦しく感じるときも少なくありません。そんなときに、自分の好きな活動ができる場所があると精神的にとても助かります。

メリット4:友達が増える

僕の学校では IB クラスというものがあり、他の同級生と教室が離れていました。そのため、多くの時間を他の IB 生と過ごすこととなります。僕の場合は、IB 生以外の友達と話せるのが休み時間や体育の授業、部活の時間だけでした。部活に参加することは、IB 生の他にも様々な友達を作るきっかけとなりやすいです。友人関係を広げたい・たくさん友達が欲しいと思っていたり、IB 以外のことも気軽に話したいと感じている方は部活に参加することも1つの選択肢でしょう。

次にデメリットです。主に3つあります。

デメリット1と比べて絶対的に時間がない

IB と部活を両立させる上で、一番のデメリットであると考えられるのが、IBの勉強や課題、活動に充てられる時間が絶対的に少なくなることです。自分が部活に参加しているときに他の人は勉強や課題を進めることができているというプレッシャーに感じることもあります。実際、僕が IB 生だったときに課題に追われていて、練習での集中力が落ちてしまった経験があります。また、平日に試合やコンテストに参加するとなると、授業に出られませんし欠席となってしまいます。そのため、授業の内容をキャッチアップしなければならないというデメリットもあります。

デメリット2:とにかく疲れる

これは特に運動部に所属する方が注意して欲しいデメリットです。僕はサッカー部に所属していましたが、学校での授業+練習のあとに家に帰宅すると心身ともに疲れており、睡魔や疲労感などで勉強・課題に身が入らないということが多々ありました。そのような状況下でも、テストや期限は迫ってきてしまうので、無理やり頑張らなければなりません。しかし、多忙な IB 生活に加えて部活にも参加するという生活を約2年間続けると、確実に忍耐力がつきます。

デメリット3:海外大学進学とあまり関係ない

ほとんどの場合で部活は海外大学受験時に使える武器になるかというとそうではないと思います。例えば、全国大会レベルの大会やコンテストに出場・入賞した場合は、高校生活での活動歴として良いアピールポイントとなり得ますが、他の場合だと、CAS の一部として扱ったり、出願時のエッセイのネタにしかならないと思います。(バスケやサッカー、野球、アートなど部活でやっていた競技・活動を使って大学に入学したいという方は例外です。)

国際バカロレア(IB)と部活を両立させることは、決して簡単なことではないと思います。

今から紹介するコツを用いながら、より充実した IB・部活ライフを送りましょう!

IB と部活を両立させるためには、様々な自己管理が必要となります。

自己管理と言っても、時間管理や感情コントロール、体調管理、課題・提出物の期限を守るなどを様々あります。友達と遊びたい、ゲームしたい、寝たいなどの欲求が日々あると思いますが、それらの欲求にいかに逆らえるかがとても重要です。何か行動を起こす前に、それが本当にやらなければならないことかを考えて行動するように意識しましょう。これに慣れると、ストレスが少ない IB・部活ライフを送りやすくなります。

これはうまく自己管理をするためのポイントです。

何事にも目標やおおまかな時間を定めることで、ダラダラ時間を過ごしたり、むやみに時間を費やしてしまうことが無くなりやすくなります。また、目標と時間を明確にしておくことで予定も立てたり、優先順位をつけやすくなることから、頭の中が整理しやすいです。そのため、なにか行動を起こす前にあらかじめ目標とおおまかな時間を決めてみてください。

IB と部活を両立させるにあたって、先生・友人(特に部員)に IB の事情を理解してもらうことは、非常に重要です。

IB 生になると、勉強や課題に追われてどうしても部活を休まなければならない場面が出てきます。その際に、変な揉め事を先生・友人(特に部員)と起こさないためにも良好な関係を保って、IB の事情を理解してもらえるよう努めましょう。

IB と部活を両立させることは難しいです。両方で良い成績を残すことはさらに難しいです。ハイレベルな両立を実現させたい方は「IB ファースト、部活セカンド」という意識を常に心がけましょう。僕はこの意識が足りず、部活に比重を置きがちになってしまいました。その結果 IB も部活も100%満足のいく結果とはなりませんでした。

それでも、JASSO 学部学位取得型の奨学金に合格してメルボルン大学に進学したり、サッカーにおける今までの努力・経験を無駄にしなかったと思っています。IB も部活も両立させる努力をしたことで、より充実した高校生活を送ることができたと確信しています。

IB と部活を両立できるかは、本人の努力次第です。努力をしている時は大変かもしれませんが、努力した分のリターンは必ずどこかで得ることができます!

いかがだったでしょうか?

この投稿を参考にしながら、IB も部活も100%満足のいく結果となるよう、精一杯頑張っていきましょう!応援しています!

では、また別の記事でお会いしましょう!

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