【簡潔に解説】IB Economics Paper1で高得点を取るために意識すべきこと

Economics

本ページでは IB Economics Paper 1 で高得点を獲得するために、押さえるべきポイントを紹介していきます。

この記事を読めば、どのようにして IB Economics Paper1で高得点を取ることができるのか、イメージを掴むことができます。

ぜひ、最後まで読んでみてください!

Paper 1 について

はじめに、IB Economics Paper 1 について、軽く説明します。

試験内容は以下の通りです。(形式はSL・HLとも同じです)

Paper 1
試験時間1時間15分
試験形式長文記述問題 / 大問選択式
点数(満点)25点
比重SL : 30%
HL : 20%
電卓使用不可

試験では3つの大問が出題され、受験者は試験開始前に設けられる5分間のリーディングタイムで、その中から1つを選択して解きます。

各大問は (a) と (b) から構成されており、それぞれの配点が10点と15点です。

5分間のリーディングタイム

Paper 1では、試験開始前に5分間のリーディングタイムが設けられます。リーディングタイムではメモを取ることができません。この5分間のリーディングタイムで、受験者が行うべきことが2つあります。

1つ目は、3つの大問から1つ選択することです。大事なポイントとしては、自分が (a) ・ (b) の両方をバランスよく答えやすいと思うものを選ぶことです。点数の高い (b) だけに重点を置くのではなく、(a) とのバランスを見て最終的には選択をしましょう。

2つ目は、エッセイの全体像を脳内で構築することです。1つの大問を選択したら、残りの時間で問題文を読み、(a) ・ (b) をどのように問題に答えていくかを想像しておきましょう。

Paper 1 (a) 10点問題

Paper 1 (a) 10点問題では、比較的答えやすい内容について問われます。

そのため、Paper 1 (a) 10点問題は約20分で解き終えることを目標にしましょう。

この問題では以下のことを意識したほうが良いでしょう。

Paper 1 (a) 10点問題 必須項目
1. 定義付け→問題文に出てくる鍵となりそうな用語を定義づける
2. 図→最低1つの図を描く(2つあればもっといい)
3. 分析と説明 →図をもとに問題を分析し説明をする
Paper 1 (a) 10点問題 構造
① 最初に問題文に出てきた鍵となりそうな用語を定義づける。
② 分析と説明 1:問題文にマッチした図を描き、その図をもとに問われていることについて、分析・説明を行う。
③ 分析と説明 2:問題文にマッチした図を描き、その図をもとに問われていることについて、分析・説明を行う。

Paper 1 (b) 15点問題

Paper 1 (b) 15点問題では、Paper 1 (a) 10点問題よりも少し難しい内容について問われます。実世界の具体例を用いながら、より具体的な議論を文章の中で行い評価しなければなりません。

そのため、可能な限りPaper 1 (a) 10点問題を早めに解き終わらせたほうが良いと思います。Paper 1 (b) 15点問題は約50の時間を使ってで解き終えることを目標にしましょう。

この問題では以下のことを意識したほうが良いでしょう。

Paper 1 (b) 15点問題 必須項目
1. 定義付け→問題文に出てくる鍵となりそうな用語を定義づける
2. 図→自身が用いる実例を表した図を最低でも1つの図を描く(3つあればもっといい)
3. 分析と説明(実例を用いる)+評価→自身が用いる実例を表す図を描き、その実例・図をもとに問いを分析し説明をする。その後、評価を行う
※用いた実例すべてが1つの主張に繋がるようにする
4. 最終的な自身の主張問いに対する自身の主張・考え
Paper 1 (b) 15点問題 構造
① 最初に問題文に出てきた鍵となりそうな用語を定義づける。
② 分析と説明+評価 1:問題にマッチした実例を選択し、それを表す図を描く。その実例・図をもとに問いを分析し、
説明する。その後、その実例がどうであるか評価を行う。
③ 分析と説明+評価 2:問題にマッチした実例を選択し、それを表す図を描く。その実例・図をもとに問いを分析し、
説明する。その後、その実例がどうであるか評価を行う。
④ 分析と説明+評価 3:問題にマッチした実例を選択し、それを表す図を描く。その実例・図をもとに問いを分析し、
説明する。その後、その実例がどうであるか評価を行う。
⑤ 最終的な自身の主張:②、③、④を通して述べた1つの主張をもとに、自身の問いに対する主張・考えをまとめる。

まとめ

余った約5〜10分ほどの時間は必ず見直しの時間として使いましょう。

時間配分
5分間のリーディングタイムで問題を選択し、解答の全体像を構築する
Paper 1 (a) は約20分で解き終わる
Paper 1 (b) は約50分で解き終わる
余った5〜10分を見直しに使う

いかがだったでしょうか?今、紹介した方法を用いると、スムーズに Paper 1 を解答できると思います。

ぜひ過去問などを用いて、問題の選び方や文の構成の仕方、時間配分などを特に意識して、たくさん練習してみてください!

では、また別の記事でお会いしましょう!

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