本ページでは IB 45点満点を取得した僕ですが、実際には海外大学受験で苦労した話を共有します。
この記事を読めば IB で点数を取ること以外の大切なことについて分かります。
ぜひ最後まで読んでみてください!
また、僕が IB でどのような毎日を送り、学んだ5つのコツについてと、45点を取得した勉強方法についてはこれらの記事で紹介しているのでぜひ見てみてください!
海外受験の勝率14%の話
僕は2023年に45点満点を取得して IB ディプロマを取得しました。
45点は満点なわけで、取得している人が多いわけではありません。
しかし実は、海外受験というのは IB の点数が良ければ簡単に合格をもらえるものではないのです。
僕自身、45点という結果が返ってきたときはとても嬉しかったのと同時に今後の海外大学受験の不安が少し和らぎました。
しかし、現実はそこまで甘いものではありませんでした。
僕は、ずっとアメリカの大学を目指しており、 Common Application(アメリカの大学出願を行うサイト)で上限の20校まで出願しました。
アメリカの大学のほとんどはリベラルアーツ大学に出願し、一部総合大学にも出願しました。
これに加えて、Common App とは別でトロント大学にも出願しました。
出願したのはこれら合計21校です。
IB の点数が良かったため、正直大丈夫だろうと思っていました。
しかし、合格通知が来たのは全部で3校(トロント大学を含む)とウェイトリスト(補欠合格)4〜5校でした。
出願した大学がアメリカでもランクの高いところが多かったこともありますが、基本的には自分の実力不足が原因でした。
結果的には、トロント大学で自分の学びたいことが学べそうで良かったですが、この自分の経験から皆さんには「IB は点数が全てではない」ということを知ってほしいです。
以降はこれについて説明していきます。
IB の点数以外で必要なもの
海外大学受験において IB の成績はとても大切な要素です。
しかし、これに加えて大切なものが2つある(+αで1つ)と僕は考えます。
*経済的なことに関してはどうしようもないことですが一応説明しておきます
以降ではそれぞれについて説明していきます。
出願エッセイ
まず、海外大学に出願する際に合否に大きく関わるのが出願エッセイです。
アメリカの大学に出願する場合、どの大学にも Common Application Essay を提出します。
これは同じものを出願するすべての大学に送ります。
エッセイのテーマは基本的に自由です。
また、これに加えて大学によっては追加のエッセイ(Supplemental Essay)の提出が必要となります。
テーマは大学によって異なり、字数やエッセイの数も異なります。
これらエッセイは、大学が学生の合否を判断する上でとても重要視するものです。
いくら成績が良くてもこれらエッセイがダメであれば合格をいただくことはできません。
僕は文章の執筆(それも英語で)が苦手だったので多少は結果に影響があったと思います。
しかし、僕はエッセイ指導を受けてこれらのエッセイを書いたため、出願エッセイとは別により大きな問題があったのだと思います。
それが次に紹介する課外活動です。
課外活動の経験(CAS)
二つ目が課外活動(CAS)です。
個人的にはこれが圧倒的に足りていないものだったと思います。
正直、自分は CAS の大切さに全然気づいていませんでした。
IB のディプロマを取得するための最低限の量でいいのかと思っていました。
僕が CAS の大切さに気がついたのは高校3年生になってからでこの時はもうすでに手遅れでした。
僕が CAS の大切さに気がついたのは、自分が落ちた大学や大学の奨学金制度に受かった人の話を聞いたり見たときに、その人たちの行なっていた課外活動がすごすぎたからです。
ここでいくつか抽象的な例を挙げると、
NPO法人を立ち上げたり、超有名企業と協力してフードロスの課題に取り組んだり、etc.
といった感じです。
流石にレベルが違いすぎました。
当時の自分が CAS の大切さに気づいていたとしても、それを行うための行動力があったか分からないくらいすごいです。
こういう人が大学から合格をいただくことができるんだなと思いました。
このレベルの課外活動を行うことはとても難しいことだと思います。
しかし、この記事を読んで少しでも課外活動の大切さを知って、思い切った課外活動を行う意識と行動力を持ってくれればと思います。
経済的余裕(補足程度)
最後に補足程度に経済面について説明します。
海外大学の学費はとても高いです。(本当に高すぎる)
そのため、経済的余裕がある人や他の奨学金制度から多額の支援をいただいている人以外は、大学に奨学金の給付をお願いして出願します。
そうなると、基本的に「奨学金が必要である」と表明して出願した人は「奨学金が要りません」という人よりも合格率が低くなります。
この経済的な面は自分たちではどうすることもできませんが、合否に影響を与える要素として覚えておいてください。
一つの方法としては、国内の奨学金制度に応募して合格をいただければ、学費を全額支援してくれるものもあります。
しかし、とても競争が激しく合格をいただくのはとても難しいです。
それでも、誰にでも可能性はあると思うのでいくつか応募するのが良いと思います。
最後に
今回は海外大学受験において成績以外で必要なものについて説明しました。
IB の点数だけにこだわるのではなく、課外活動による経験も大事にしてください!
それでも、IB の成績も大切な要素ではあるので良い点数を目指して頑張ってください!
他にも IB に関する記事をいくつか書いています。
皆さんが良い点数を取る助けとなればと思っているのでぜひ確認してみてください!
では、また別の記事でお会いしましょう!