本ページでは IB 物理 の Paper1で点数を取るために意識するべきことについて解説していきます。
この記事を読めば IB 物理 Paper1で注意するべき点、どのようにすれば良い点数が取れるのかが分かります。
ぜひ最後まで読んでみてください!
また、僕が物理の最終試験に向けて行なった対策についてはこちらの記事で説明しているのでぜひ読んでみてください!
新しいシラバスに基づいた授業内容や試験内容についてはこちらを確認してみてください!
物理 Paper1が時間ギリギリのわけ
IB 物理 Paper1の一番の注意点が時間配分です。
自分が選択していた科目の中で、物理 Paper1は最も時間が厳しい試験でした。
そのため、最終試験全体の中で個人的には最も難しいと感じた試験です。
そんな Paper1が時間的に厳しいのには2つの理由があります。
それが、これらです。
以降ではこれらについて簡単に話していきます。
理科系科目の Paper1の特徴
まず、この試験が時間的に厳しい理由として理科系科目の Paper1の特徴が挙げられます。
物理や化学、生物の Paper1は選択問題形式の試験です。
SL の場合は45分の試験時間で30問
HLの場合は60分の試験時間で40問
を解くことが求められます。
よって、一問にかけられる時間はだいたい1分30秒です。
このように理科系科目の Paper1はそもそも時間配分が難しい試験となっています。
また、選択問題のため簡単そうに思うかもしれませんが、選択肢は悩ましいものやひっかけのようなものもあるため時間がかかることがあります。
物理は Paper1の中でも特に時間が厳しい試験となっています。
その理由を次で説明します。
計算を多く求められる
IB 物理 Paper1では他の科目(化学、生物)と比べても、計算を要する問題が多く出題されます。
実際、知識問題よりも計算問題の方が多いです。
また、計算問題と言ってもただの数値を用いた計算だけではなく、物理で扱う記号を使った計算もたくさん出題されます。
これを解くのに結構時間がかかりました。
また、先ほど述べたように選択肢は悩ましいものが多く、しっかりと計算を行わないと正解が導けないようになっています。
このような計算を解くためにも、物理の Paper1では物理資料集の活用が許されていますが、その点からも時間がギリギリであることがわかると思います。
物理 Paper1で点数を取るには
これまでの説明から、物理の Paper1において一番に注意するべき点が時間であることがわかったと思います。
そんな試験で確実に点数を取るために、自分自身で意識していたことが2つあります。
これらについて説明していきます。
迷ったら一旦とばす
まず一つ目に意識するべきことが、分からない問題は一旦とばすことです。
個人的に、この試験では確証の持てない問題や迷う問題がとても多かったです。
毎回そのような問題に時間をかけているとあっという間に試験時間がなくなってしまいます。
そのため、自分はそのような問題に直面した時は、一度自分の解けるところまで解いてみて、そこから予想できる解答を選択肢から選んでいました。
この時、その問題番号をメモしておき、後ですぐに戻って来れるようにしました。
ここで大切なのが、万が一全ての問題が時間内に終わらなかった時のために、分からない問題でも必ずどれか選択肢を選んでおくことです。
空欄で終わってしまうよりも、4分の1の確率にかける方が良いです。
そして、後から戻るべき問題がわかるように、どこかに問題番号をメモしておきましょう。
一通り解き終えたら時間が余っている可能性があるので、すぐに迷った問題に戻れることが大切です。
これを意識することによって、分かる問題は確実に解くことができ、短い時間を最も有効的に活用することができます。
途中式をしっかりと書く
二つ目に意識するべき点は計算の過程を書いておくことです。
物理の問題を解く上で途中式は絶対に必要です。
毎回計算の過程を記すのは時間がかかってしまうと思う方もいるかもしれません。
しかし、自分の導き出した回答が選択肢になかったときなどに、計算過程があったら間違いに気づきやすくなります。
また、途中まで解いて分からなかった問題を一度とばして後から戻ってくる時に、途中式があれば一から解き直す必要がないかもしれません。
時間が限られている試験ですが、これを徹底することで逆に時間を節約することに繋がり、正答率もアップさせることができます。
最後に
これで IB 物理 Paper1の注意点と点数を取るために意識するべきことについて全て説明しました。
自分自身、これらのことを意識して試験に臨みましたが、それでもやっぱり難しいと感じました。
今回紹介した内容を意識するのに加え、しっかりと過去問を解いて、時間感覚と問題の出題傾向を掴むことも大切です。
今後、他の試験に応じた勉強方法や点数を伸ばすコツについても記事を書いていくのでその時は確認してみてください!
では、また別の記事でお会いしましょう!