本ページでは IB English B SL の Individual Oral(IO)について詳しく解説していきます。
この記事を読むことで IO 試験で話すべき内容がわかります。
また、IO が心配な方も、この記事を読めば IO に対して少し自信を持てるようになるかもしれません。
ぜひ最後まで読んでみてください!
また、試験内容について詳しく知りたいという方ははじめにこちらの記事をご覧ください!
IO で話すべき3つの内容
では早速 English B SL の IO で話すべき内容について解説していきます。
IO では自分から一方的に画像について話す時間が3〜4分あります。
ここで話すべき内容を15分の準備時間で決める必要があります。
僕は最初、画像に対する何か深い分析をする必要があるのだと思っていました。
3〜4分話す分の深い分析を15分の準備時間で(しかも英語で)考えるのは結構大変です。
しかし、実際にはそんなに深いことを話す必要はないのです。
むしろ超基本的な内容で大丈夫です。
IO で求められている内容は以下の4つの超基本的な内容です。
以降ではこれらについて簡単に説明していきます。
内容1:See
まず、一つ目が See です。
See とは What you see のことを指します。
この試験では提示された画像について話していくのですが、一番最初に話すことは、画像に何が写っているかについてです。
自分の目に映るものをそのまま伝えればいいだけです。
細かいところまで触れれば簡単に1分ほど話すことができます。
例えば、上の「内容1:See」という見出しの下の画像を見てみてください。
(実際にはもっと情報量の多い考察しやすい画像が出題されます)
このような一見情報量の少なそうな画像でも結構触れられる内容があります。
双眼鏡
鳥の図鑑
木の机
奥の木
晴れている
など、たくさん挙げることができます。
発表時間と自分が後から取り上げる可能性があるかを考慮して、画像の細かな点まで説明すると良いでしょう。
内容2:Think
二つ目が Think です。
これは What you think のことです。
画像についての自分の考えを説明します。
これは、画像がどのような場面なのか、画像に映る人物の関係性、画像が撮られた場所など、自分が思ったことなら何でも良いです。
ここでは、画像をよりよく理解するために自分がどのように捉えたかを相手に伝えることが大切です。
これも、自分が思ったことを何でも素直に伝えるだけなので難しくはないと思います。
しかし、思ったことだけを言うよりも、そう考えた理由も少し補足するとより良いと思います。
また、この部分で画像と授業で扱った5つのテーマのうちの一つとの関連性について言及するのも良いかもしれません。
例えば、「内容2:Think」という見出しの下の画像を見てみてください。
(実際にはもっと情報量の多い考察しやすい画像が出題されます)
自分はこの画像を見てこのようなことを思いました。
「この男性はマンションの一室にいる」
「この男性は何か考え事をしている」
「この男性はイギリスに住んでいる」
シンプルに自分が「こうではないか」と思ったことです。
この自分の考えに加えて何かしら理由も述べるようにしてください。
内容3:Wonder
三つ目が Wonder です。
これは What you wonder のことを指します。
画像に対する自分の疑問を話します。
これは、先ほどの Think と少し似ています。
画像がどのような場面なのか、画像に映る人物の関係性、画像が撮られた場所など、自分が疑問に思ったことなら何でも良いです。
これも、シンプルに自分が画像を見て思った疑問を伝えるだけなので難しくはないと思います。
また、Wonder についても、思ったことだけを言うよりも疑問に思った理由も少し補足するとより良いと思います。
例えば、「内容3:Wonder」という見出しの下の画像を見てみてください。
(実際にはもっと情報量の多い考察しやすい画像が出題されます)
自分はこの画像を見てこのようなことを疑問に思いました。
「この女性は砂漠のど真ん中で何をしているのか」
「どこの砂漠なのか」
「女性はこの格好で暑くないのか」
本当に何も凄くないただのシンプルな疑問です。
こんな感じで、自分の疑問に思ったことであれば、どれだけシンプルでも大丈夫です。
内容4:Anglophone Culture
4つ目が Anglophone Culture です。
これは長く話す内容というよりも、先に説明した3つの要素のどこかに組み込む必要があるものです。
Anglophone Culture とは英語圏の国(アメリカ、オーストラリア、イギリスなど)の文化です。
画像の中から、日本ではなかなか見られらないような文化を取り上げることが口述試験では必要です。
これがこの試験の中でも一番難しいところだと思います。
しかし、これといった正解があるわけではなく、さまざまな可能性があるので、自分が「これは日本とは違うな」と感じたところを述べれば大丈夫だと思います。
ここでも、なぜそこを取り上げたかの理由も説明すると良いと思います。
例えば、「内容4:Anglophone Culture」という見出しの下の画像を見てみてください。
(実際にはもっと情報量の多い考察しやすい画像が出題されます)
この画像からどのような anglophone culture が読み取れるでしょうか?
僕がこの画像と anglophone culture の繋がりを説明するとすれば、七面鳥から感謝祭を連想します。
感謝祭はアメリカの祝日のため、うまく繋げることができるのではないでしょうか。(多分)
もう一つ、先ほどの「内容2:Think」という見出しの下の画像でも、
靴を履いたまま家にあがる文化は日本ではあまりないため、anglophone culture と繋げられそうです。
こんな感じで、何かしら画像の中から anglophone culture と繋げられる要素を見つけ出す必要があります。
最後に
これで IB English B SL の Individual Oral で話すべき内容についてすべて説明しました。
今回は IO の中でも前半の発表の部分を取り上げました。
今後、IO での先生からの質問やディスカッションの時に意識するべき点についても書いていくので、その時は確認してみてください!
では、また別の記事でお会いしましょう!